スターバックスとタクシードライバー
『タクシードライバー』の極上音響上映に行ってきました。
この映画を初めて観たのはたぶん18,9歳の頃だったと思います。
主役のロバートデニーロに全然共感できないし物凄くモヤモヤする映画なんですけど、当時はタクシードライバーとかマニアックでスタイリッシュな映画観てる自分カッコいいと思ってたので、映画通ぶって『タクシードライバーめっちゃ面白いっすよ』と周りにドヤ顔で言ってました。
本当はインディジョーンズとか大好きなのに、一生懸命背伸びして尖ってた時代です。
背伸びと言えば、初めて友達と行ったスタバで何を頼んでいいか分からず、とりあえず聞いた事ある名前だからとエスプレッソを注文してしまい、あまりに小さなコーヒーカップに『思ってたのと違う…。』とスタバの洗礼を受けた事を思い出します。
友達に間違って頼んだとか口が裂けても言えないので、これが美味いんだよねとか言いながら苦味をこらえつつチビチビと濃厚なエスプレッソを飲んでました。(実話)
初めてのスタバはとても苦い思い出です。
エスプレッソだけに。
さっきから映画を全然褒めてないんですけど、狂気じみたロバートデニーロのぶっ飛んだ演技はすんごいです。
若かりしジョディーフォスターも出ています。
自分も大人になって1人でスタバも注文できるようになったし、今回大人の立場で改めてタクシードライバーを観たんですが、結局やっぱりモヤモヤしました。
僕にとってのタクシードライバーは、初めてのスタバのような背伸びムービーです。
ところで、帰宅してから観た『キャッチミーイフユーキャン』がタクシードライバーを忘れるぐらい面白すぎたのでこの話はまた後日。